- こどものみかた
いやだいやだ

「いやだいやだ」の絵本があります。なんでも「いやだいやだ」という子どもルルちゃんのお話。
「それじゃあみんなもいやだいやだっていうよ」と、大好きなお母さんも、大事なくまのぬいぐるみもみんな「いやだいやだ」と言い出だし、ルルちゃんは泣き出してしまいます。
子どもが通る「イヤイヤ期」をユーモラスに描いた絵本です。
登園や降園の時や、遊びを終えてトイレや給食準備に移るときなど、「いやだいやだ」と言う子を見かけます。絵本ではみんなも「いやだ」と言いますが、毎日の生活の中ではみんなも「いやだ」とはなかなか言えません。イヤイヤ期でなくても切り替えが難しかったり、思い通りにいかずにいやだいやだとなったりすることもあります。
そんな時、ご家庭ではどうされていますか?ご家庭によってその方法はいろいろだと思います。どこまで子どもの思いを受けとめるべきか、悩むところですね。
「いやだいやだ」の時間が長くなると大人もイライラして、つい大きな声で怒ってしまうこともあると思います。また、子どもの思いによりそって「じゃあ、〇〇しようか」「〇〇いこうか」と次の案を出しても「いやだいやだ」でよけいに時間が延びてしまうこともありますね…。こうなると大人も疲れてしまいます。
まずは、一旦子どもの「いやだ」を受けとめて「〇〇がいややったんやね」「〇〇したかったね」など言葉にして伝えてみてはどうでしょう。また、「〇〇したら、△△しようか」と次の見通しが持てるようにしてあげるのもいいかもしれません。このやり方がいつもうまくいくとも限りませんが、子どもが「気持ちをわかってもらえた」と感じると大人の言うことも受け入れてくれると思います。
子どもたちは「いやだいやだ」を言いながら気持ちを切り替えたり、思い通りにならない時の対処の仕方を学んでいます。言葉にならない気持ちを大人が代弁することで、子どもも自分の気持ちに気づくことができます。気持ちを受けとめて、支えてもらうことで少しずつ気持ちを切り替える力がついていきます。
子どもたちはいつでも目の前のことに一生懸命です。「いやだいやだ」もそんな精いっぱいの気持ちのあらわれかもしれません。そう思うと、全身で「いやだいやだ」を表現している子どもの姿、愛おしく思えてきませんか。
